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社長コラム

雪上ラグビー

2015年2月 1日掲載

 残すところ十日余りとなった昨年12月の土曜日のことです。その数日前、長野県上田市のマキノ社長からメールが届いていました。『本社近くの、焼き鳥屋さんで一杯やりましょう。』(年下の師匠)が最近なじみの店らしいのです。『交通手段は新幹線をお勧めします。あの時の事もありますので。(笑)』あれは一年前の2月、私は呑気にノーマルタイヤで上田市に出掛けた際、あの大雪に見舞われ、愛車を10日間預かってもらったことがあったのです。その新幹線が着いた上田駅の雪を目にしたとき、ふと、ある光景が浮かんできました。
 ・・・時は40年前の2月、前橋市立総社小学校5年3組の教室内。ちょうどこの学年は、新校舎建設工事に伴う教室不足のため、クラスが再編成され、生徒数53人のマンモス学級が誕生していました。教壇に立つのは昨年4月のコラムに初登場した『治田正先生』、新任二年目の熱血教師です。数学が専門の彼が行う授業はとても面白く、生徒たちはいつも黒板に惹きつけられていました。『お前の学校時代で、勉強の成績が良かったのは治田先生に教わった二年間だけだったね。』今年、元気でいれば80歳になる私の母親がよく言ったセリフです。その授業中、お昼前の4時間目に、一人の生徒が窓を見るなり声を上げました。雪が降ってきたのです。治田先生は沼田市出身、県内では雪の多い街で育っています。『みんな、これは積もるかもしれないぞ!』細かでサラサラと落ちてくる雪を見ながら、先生はそう言いました。給食を食べている間に、雪は本降りとなり、6時間目の授業が終わるとき、先生は大きな声で生徒たちに伝えたのです。『みんな、明日は長靴を履いてくるんだぞ、先生が面白い遊びを教えるからな!』・・・『あの頃は毎日、何をして子供たちと遊ぼうかを考えて学校に行っていたんだよ。』と、最近種明かしをした彼でしたが・・・。・・・翌日、登校すると、校庭は一面の銀世界でした。子供たちが教室へ入ると、先生はあるものを取りだして、言いました。『みんな、これが何だか分かるか?』「ラグビーのボール!」教室中に子供たち
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の声が響きました。そして、全員が一斉に真っ白な校庭へ飛び出し、転んでも痛くない雪の上を53人は体から湯気を出すほどに思いきり走り回ったのです。
 昨年の大雪には右往左往した大人達ですが、案外子供たちはあの雪も楽しんでいたかもしれないと、昔を思い出しながら上田市の雪を見て思ったのです。

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