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社長コラム

日曜日の依頼

2016年6月 1日掲載

 『社長!明日の日曜日ですが、見積書のお届けを頼んでもいいですか。』
 この原稿の締切りを一日過ぎた土曜日の夕方。私にこう言ってきたのは、キグレさんだった。彼女は、明るい笑顔が人気の、ダイキョーの営業マネージャーである。しかし、笑っているだけで人気が続くものではない。その秘密は誠実な人柄と、労を惜しまない行動力だと、私は分析している。
 ・・・あるとき、こんなことがあった。庭の南側にレンガの塀を積んでほしいという、仕事の依頼を受けた。そこは公私共にお世話になっている、私の大先輩のお宅だった。家の北側には、既にレンガが積まれており、先輩夫妻は、出来れば同じ品物がいいと希望した。しかし、その品物は既に廃版であるとの回答が商社から届いたとき、夫妻は『それじゃあ、仕方ないね。』と言ったが、やはり、残念そうだった。既存のレンガに色調が似ているという
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何種類もの見本を集めた後、品物を決定する日がやってきた。北側のレンガの上に見本を並べて、『うーん、これが一番近いかなあ、ヨシザワさん・・・。』同意を求めるように、大先輩が私に話しかけた。キグレさんはこの日、時間に少し遅れる可能性を告げ、念のため、私に代役を頼んでいたのだ。「そうですねぇ、この中ではこれですかねぇ。」(あんまり、似てないなぁ。)と、私は正直、思っていた。何となくスッキリしない空気が流れる中・・・。ブーンと、彼女の運転する白い車が私たちの前に到着した。
『すみません、遅くなって・・・でも、ありました!』車から降りた彼女の手には、北側のレンガと同じ品物が持たれていた。なんと彼女は、メーカーの倉庫へ一人乗り込んで、廃版になったはずのそれを探してきたのだ。『積むのに必要な数があることも、確認してきました!』その場がいっぺんに幸せな気分に包まれたのは、ご想像のとおりである。
 ・・・話は戻って、日曜日。前日の夜までかけて作った見積書を私に託し、彼女は東京行きの新幹線に乗り込んだ。お目当ては、大好きな『タカラヅカ』の観劇だと聞いていた。

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