HOME »  社長コラム » ラジオ体操、『今(いま)、昔(むかし)』

社長コラム

ラジオ体操、『今(いま)、昔(むかし)』

2016年9月 1日掲載

『腕を前から上げて、背伸びの運動から!』
 ラジオ体操第1のフレーズが、流れてきた。ここは、前橋市富士見町原之郷、『ふるさと公園』。月曜日の早朝だった。広場を覗くと、カードを首から下げた小学生たちが、音楽に合わせて、屈伸やジャンプをしていた。
「ああ、夏休みなんだなぁ、あれにハンコを押してもらうのが楽しみなんだよなぁ、懐かしいなぁ・・・。」
cl90.gif
 独りつぶやくと、その記憶がよみがえった。・・・私が生まれ育った家は、前橋市総社町の東端、利根川の西岸から200メートルの高台にあった。夏の夜、窓を網戸にして布団に入ると、眠りにつくまでの間、川の流れが聞こえていたのを思い出す。翌朝、雀のさえずりに目覚めると、やはり、利根川の絶え間ない流れの音は続いていた。
 その記憶は、今から46年前、私が7歳の夏休みにさかのぼる。6時過ぎ、ランニングシャツと半ズボン姿の私が、利根川に背を向けた方角に歩いて行く。家から5分、『公会堂』と呼ばれていた建物の庭先が、その会場だった。地区の同級生や上級生が、まだ眠そうな顔をして集まってくる。そして6時30分。『ラジオ体操の歌』を皆と一緒に歌ったか、恥ずかしくてそうしなかったかはよく覚えていない。ただ、朝の涼しい空気の中、眠っていた体が目覚めていく感覚は、今思い出しても気持ちが良い。体操を終えると、首に下げたカードに、係りの大人からハンコを押してもらった。『皆勤賞』を目指して、夏休みをスタートした私だったが、遂に6年間、それは叶わなかった。すべてが済むと、今度は利根川に向かって、5分の道を引き返す。家に帰ると、朝のお膳が用意されていた。体操のあとのご飯がうまかったことは、忘れられない。
 ・・・あれから46年。私は、Tシャツにハーフパンツ姿で、公園から道一本を隔てたゴミ集積所に来ていたのである。広場では、私の頃と同じく、子供たちがハンコを押してもらっていた。ごみ袋二つを所定の場所に納め、私は家に戻り、朝食のお膳を用意する。ひと仕事したあとのご飯は、やはり、うまい。53歳になった私は、こんな夏休みの朝を過ごしていた。

このページの先頭へ


リフォームサービスエリア

群馬県中毛地区

前橋市、伊勢崎市、玉村町

群馬県西毛地区

高崎市、安中市、藤岡市、富岡市

群馬県北毛地区

渋川市、吉岡町、榛東村

群馬県東毛地区

太田市、桐生市、みどり市、大泉町