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社長コラム

ぬか漬けの効能

2016年11月 1日掲載

 「えー、私には(毎晩、糠床をかき混ぜるという)任務がありますので、ちょっと早めに失礼するかもしれませんが、その時はお許しください。」
 これは、ある飲み会の席であいさつを求められ、思わず口にしたフレーズだ。酒と賑やかな場所が嫌いではない私は、夜の宴席に誘われることが少なくない。しかし、若いころはともかく、53歳となった今は、あまり遅くならずに帰宅したい。翌日の朝、早起きの予定が入っている場合は尚更だ。
 ・・・キッカケは、忘れてしまったが、今年の梅雨が明けるころの7月半ば、その作業は始まった。材料の米糠は煎ってあるものを使うのだと始めて知り、塩は瀬戸内の粗塩(あらじお)、旨味を増す日高昆布、ナスの色落ちを防ぐために、ミョウバンを入れてみたりもした。漬ける野菜は、きゅうりとナスが主役で他にはカブ、大根、夏場はオクラやミョウガも試してみた。人参の赤い色は、盛り付けに彩りを与えることもわかった。味については試行錯誤の毎日だったが、審査員であるわが家の実力者は、傾げていた首を次第に縦に戻し、そして頷くようにして、皿に箸を伸ばすようになった。また、こんな発見もあった。大根の皮は、みそ汁や煮物に使う際には捨てていたが、あるとき、糠床に漬けてみたところ、これが旨いことに気が付いた。千切りにして食べるのだが、薄いぶんだけよく漬かり、コリコリした歯ごたえは、思いのほか、あとを引く。野菜の皮は栄養価が高いと、どこかで聞いたか読んだかの記憶があるが、何より食材を無駄にしないという事に於いて、心の部分で健康的な気がする。この先、気を付けることは、ご飯のおかわりだろう。
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 そして3か月が経ち、今では歯磨きを忘れる夜があっても、糠床をかき混ぜない日はないほどの習慣になった。
 ・・・あいさつから1時間余りが経った頃。
「それでは、みなさん、私はこの辺で・・・。」
『ああ、糠みそが待っているのでしたね! はい、また今度!!』
 驚くほどスムーズにその場を離れることが出来た。その夜は、家へ着くなり台所に行き、掻き回した糠床に、翌朝用の野菜を付け込んでから、お風呂に入った。これは、(ぬか漬けが飲み会の早上がりにも効果があるという)話である。

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