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社長コラム

『開脚宣言』

2016年12月 1日掲載

「あ、痛たたたた...。」
 10月も下旬、爽やかな秋晴れが予報された火曜日の朝。薄いマットを敷いた畳の上で、硬い体のきしみに、思わず声が出る。数日前、ふと立ち寄った書店で、ある本が目に入った。タイトルは、『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』。『30万部突破!』のキャッチフレーズに、心が揺れた。以前、『人間の記憶は4歳頃から始まる。』と、テレビで学者先生が話していた。私の記憶が人並みにその年齢で始まったとすれば、それから49年間、自分の体が柔らかいと感じたことは一度もない。
 ......『カズオの体は、カツノリに比べて硬いねェ。』46年前、35歳になった母親のシゲ子が、7歳の私に言った。その頃の吉澤家は、お風呂には家族が一緒に入る習慣だった。風呂上り、茶の間に揃った4人がよくやった運動がある。足を伸ばして座らされ、背中をギュウギュウ押される、あの柔軟体操だ。体の柔らかさが自慢だった母親は、この場面では先生のよう
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な顔をして、得意そうだった。私の背中を押しながら、『硬いのはお父さん似だね。』と、加えて言ったものだ。シゲ子より3歳年上の宗三郎は、横で苦笑いをしている。仕事では絶対的なお菓子職人の親方も、この時ばかりは、どうも分が悪かったようだ。母親の柔軟な体を引き継いだのは私より3歳下の弟で、私は、父親のカチコチが遺伝してしまったのだが、父親っ子だった私は、そんなことでも似ていると言われたことが、妙に嬉しかった。その後、運動好きでいながら、ずっと硬い体でいたのは、この時の気持ちが影響していたのかもしれない。...しかし、先日参加したソフトボールの試合では、いとも簡単に太ももの裏側を痛めてしまい、最近は、体の硬さがゴルフの上達を妨げている気がしてならない。そんな折、表紙の写真でベターッと開脚する美人インストラクターと目が合ったのだ。手に取った本を家に持って帰り、私は仏壇に手を合わせた。「おとうちゃん、俺はこれから体を柔らかくしますが、どうか悪く思わないでください。」
 そして、目標が決まった。12月28日。恒例のダイキョースタッフ、勇士会メンバー合同忘年会に於いて、「ベターッと開脚する」私の姿を披露することにした。これでもう、あとには引けなくなった。

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