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社長コラム

『暦の季節と、上泉伊勢守』

2017年4月 1日掲載

 3月最初の日曜日。
 暦を見ると『啓蟄(けいちつ)』とある。カバンから電子辞書を取り出した。ちなみにこれは、母親の形見である。(冬ごもりの虫が、はい出る意)、季語は『春』と書いてあった。毎日、台所に立つ私だが、蛇口から出る水もここ数日、冷たさが和らいでいた。実際、この日の朝は、愛車プリウスを昨夜の会合が開かれた飲食店の駐車場まで、歩いて取りに行こうと思ったほどの暖かさだった。
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 それはさておき・・・。ひな祭りの3月3日、私にとって待望のドラマが放送された。『新陰流 上泉伊勢守信綱』。ダイキョーの所在地は前橋市上泉町。伊勢守は上泉町の英雄である。日本の歴史上、剣豪と呼ばれる武士は数多くいるが、伊勢守は別格で、『剣聖』と崇められている。有名な『柳生新陰流』は、彼が柳生石舟斎に伝授したものだから、町内の人たちにとっては大いに鼻が高いのだ。また、私の祖父は剣道の有段者で、父親は大の時代小説好きだった。10年前、ここへ引っ越してきたときは、父親から子守唄代わりに聞かされていた、(かみいずみいせのかみ)のフレーズがよみがえり、胸にジーンときたことを思い出す。
 ・・・駐車場に向かう道中では、赤城山が真正面に見える。伊勢守が赤城山中で修業する場面が劇中、何度も出てきた。人目が無ければ、木刀を腰に差して歩いて行きたいほど、気分は高揚していた。
『お前の、その影響されやすい性格は子供のころから変わってないねェ。』
 母親の電子辞書がしゃべりかけて来そうであったが、上り坂2・4キロメートルの行程に腰が引け、気がつけばわが家の実力者が運転する車の助手席に座っていた。
『あれっ、子供の頃はもう少し根性があったと思ったよ。』
 よくしゃべる電子辞書である。
 ・・・この日は、多少の挫折もあったが、暦の季節を体感するという、日本人として、貴重な経験を積んだ一日でもあった。

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