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社長コラム

『わが家の仏壇』

2018年1月 1日掲載

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 11月第3日曜日の朝。「ご先祖様、お父ちゃん、お母ちゃん、おはようございます。」こう言って私は仏壇に手を合わせ、水と炊きたてのご飯を供え、線香を立てた。
 私がこのような朝の行事をするようになってから7年が経つ。それ以前は私の母親の仕事で、私は物心ついた頃から、彼女が毎日仏壇に手を合わせる姿を見て育った。24年前に、現在の家を建てたときも、まず一番に購入した家財は、新しい仏壇だった。そのときの嬉しそうな彼女の笑顔が忘れられない。
 彼女は43歳のとき、私の父親である夫を亡くすなど、苦難もあったはずだが、常にその明るさを失わずに、75年の生涯を晴れやかに生きた。その光の源は、どこにあるのだろうかと、不思議に感じることがしばしばあった。しかし、彼女に替わって7年前から仏壇に向かううち、私はあることに気付きはじめた。手を合わせると不思議と何かを話したくなる、そのことだった。思い出せば彼女も、手を合わせながら何か言っていた。
 冒頭の私の言葉には、実はつづきがある。私以外、だれも知らないことだが、ここまで書いたので、言ってしまう。・・・「私をこの世に誕生させて頂き、本当にありがとうございます。また、丈夫な身体に作って頂いたことに心から感謝いたします。さて、吉澤家一門のひとりとして、世の中のため、私の今日の一日を捧げて参ります。モットーは、(楽しくごきげんで、且つ、出会うことすべてにありがとう)です。皆様、ごゆっくりご歓談の上、カズオの今日の活躍をお楽しみになってください。それでは、行って参ります。」この一文を唱えると、私の心にスイッチが入り、勇気が湧いてくる。
 私の母親は何と言っていたかは知る由もないが、彼女の祈りも、その日の人生に立ち向かう、ある種の宣言ではなかったのかと、今になってそう思う。『カズオさんは、お義母さんにそっくりだよ!』わが家の実力者の口癖に合点が行った。

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