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社長コラム

『わがやでの定位置』

2018年9月 1日掲載

 夏土用の入りから1週間が過ぎた木曜日の朝は、久しぶりの雨となった。それまでの4週間は、昼間は猛暑、日が落ちてからは熱帯夜という毎日が続いていた。今月は、そんな時期にあった出来事を紹介しようと思っている。
 わが家の中で、私は台所にいることが非常に多い。休みの日、家にいるときなどは、睡眠時間の半分に相当する時間を、ここで過ごす。ちなみに、わが家の台所にはエアコンが設備されていない。家を建ててから25年。いつもの年なら、田んぼを背にした窓から涼しい風が入るためか、あまり気になることはなかったが、今年の夏は暑さのレベルが違った。
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 ・・・そんなある日の夜。夕食の支度をする私を気遣ってか、わが家の実力者があるプレゼントをくれた。『風鈴』である。以前、鎌倉に行った時に買ってきたものだという。夏の暑さを、その心地よい音色によって和らげるという日本の知恵を、台所の窓辺に吊るしたのである。その粋な計らいに感謝の気持ちを込めて、「ありがとう。」と振り返った私の視線の行く先を、間仕切り用の引戸が遮っていた。(あれ・・・。)と思った私がその戸を開ける。すると、エアコンがよく効いたリビングで、アイドルグループ『嵐』の大ファンがひとり、彼らのコンサートを収録したDVDに熱い声援を送っていたのである。それは紛れもなく、先の心遣いをしてくれたのと、同じ人物である。しかし、彼女が引戸を閉めたのは、アイドルには興味のない私に対して、大きな音が外に漏れないように配慮したのであって、決して冷気が外に漏れないようにしたのではないと、私は信じている。・・・その雨は、シャワーのように田んぼの稲を濡らした。すると風鈴は短冊を揺らしながらチリリンと鳴り、私がいる台所にひんやりとした空気を送り込んだ。
 その心地よい風に私は、またもや振り返った。そこには、テーブルの前に正座をして、テレビと手鏡を交互に見ながらメイクをするわが家の実力者がいた。彼女はリビング、私は台所。この話のタイトルの意味である。

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