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社長コラム

『母娘物語』

2019年5月 1日掲載

 『じゃあ、社長、お願いね。』

 ここは、高崎市にあるKm邸の居間。コタツに座る私に、緑茶とあの有名なラスクを薦めながらKm夫人は言った。詩吟の師匠である彼女は、今も綺麗で粋な女性だ。

 依頼されたのは電気錠で、これがあれば、部屋に居ながらにして玄関ドアの施錠解錠が出来る。もっとも、それを付けるのは、この家ではなく、同じ高崎市内のKi邸だ。

 Ki夫人はKm夫人の娘さんで、2世代に渡ってダイキョーをご贔屓にしてくれている。今月は、この母娘についての話をしようと思う。

 Ki夫人が自宅でピアノ教室を始めたのは、学校を定年退職して間もなくだった。しかし、そこで困ったことが見つかったのである。生徒が来ると、その度に玄関まで行って鍵を開けなければならない。そのことだった。

 彼女は30年前、若くして病に襲われた。症状は思いのほか重く、復帰は困難かという人もいた。そのとき母親は、娘に付き添うことを決めたのである。長野県鹿教湯(かけゆ)温泉に逗留してのリハビリは、18カ月に及んだ。当時のことをKm夫人はこう語っている。

 『だって二人とも元気なわけでしょ。』二人とは、それぞれの夫である。『いま弱っている人を助けるのが優先でしょう、って言ったのよ・・・。だけど、あの時は随分長い間、二人に独身生活をさせちゃったわね。』口に手を当て、アハハと笑う姿は、流石(さすが)お師匠さんの風格である。

 懸命のリハビリの甲斐あって、娘は職場への復帰を果たし、その後、教職を全うした。8年前、Ki邸をリフォームさせてもらった際には、Ki夫人から心温まる手紙をもらい、会社全体が勇気づけられたことが懐かしい。(生徒が玄関のテレビドアホンを押し、先生がモニターを確認して解錠する。)その光景を優しく見守るKm夫人の姿が目に浮かぶ。

 母娘は今も、二人三脚なのである。

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