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社長コラム

老舗旅館体験ツアー

2020年1月 1日掲載

11月第3日曜日の朝。
新幹線のぞみ号は、東京駅のホームを音もさせず、滑るように走り出した。
『プシュ、プシュ、プシュッ、プシュ。』
前の座席を180度回転させて、相向かいに座った4人は、これから始まる旅の前途を祝って、缶ビールのフタを一斉に開けた。
・・・『桂小五郎と、芸者の幾松(いくまつ)の話を知ってるかい?』
あれは、桜が満開だった4月のある日曜日。
季節外れの雪により、地元富士見町のゴルフコンペが中止になった夜の酒席のことだった。
私にとって商売の大先輩であるK氏が、となりに座った私の友人であるF氏に問い掛けた。
それは、幕末動乱期の京都。
『維新三傑の一人・桂小五郎が新撰組に追い詰められたその時、芸妓・幾松が、恋人の小五郎を命懸けで匿(かくま)い逃した。』という話だった。
のちに二人は結婚し、彼女は松子と改名したが、舞台となった建物が旅館に生まれ変わる際、その芸妓時代の名前が付けられた。
K氏とF氏の会話は、酒がすすむにつれて盛り上がり、K氏の、『それじゃあ、そこに泊まってみるかい!』の一言でゴールを迎えた。
この話に乗ったのはF氏の他に、以前このコラムにも登場した友人T氏、それに私である。
ここに、馴染み客K氏が隊長のツアーチームが結成された。
・・・7か月後の京都は小春日和に恵まれていた。
旅館に着き、名所めぐりの汗を風呂で流すと、夕食の前に、あるサービスが用意されていた。
ここの専務が、あの場面について話してくれるのだという。
やがて、小五郎を隠した長持(衣類などを入れる箱)を背に、新撰組局長・近藤勇に凛(りん)として対峙する幾松の姿が、専務名調子の語りによって蘇った。
浴衣姿の4人は、160年前のラブストーリーに思いを馳せた。
・・・『カチ、カチ、カチッ、カチーン。』
ここは、前橋駅前の居酒屋。
4人は160年後の現代に戻って祝杯を上げていた。
それぞれの笑顔には、貴重な経験をした満足感と、楽しかった旅の嬉しさが表れていた。

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