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社長コラム

「冷たいみそ汁」。

2021年9月 1日掲載

この原稿を書き始めたのは、1年遅れのオリンピックが開幕した二日後、7月第三日曜日だった。
・・・『明日の朝涼しいうちに、刈っておいた草をゴミ袋に入れるのを手伝ってよね!』
わが家の実力者は、前日から私にクギを刺していた。
放っておけば、「朝の100球」と称して、私がゴルフ練習場へ出掛けてしまうことに対する予防線だった。
普段の休日は、寝坊の贅沢を楽しむ彼女だが、この朝は私の逃亡を警戒してか、先に寝室を出て支度をし、玄関で待ち伏せをしていた。
(隙あらば!)の僅かな期待は消え去り、私は早朝の楽しみを諦め、100球に要する時間をその作業に捧げた。
数日が経った刈草は程よく枯れていたので集めやすく、前橋市の指定袋2つにピタリと収まった。
予定通りに仕事が捗(はかど)ったせいか、晴れ晴れとした表情で彼女は家に入り、リビングのソファーに身を投げ出した。
『このあと、新前橋で会議があるから、早くご飯食べないと!』
右手に持ったテレビのリモコンで、オリンピック競技の番組にチャンネルを合わせながら、彼女は言った。
その会議では役員を務めているため、遅れるわけにはいかないのだという。
(だったら、最初から庭とキッチンで手分けをすればいいんだ。)
しかし、心の声は口に出さない私である。
献立は、ご飯とみそ汁、焼魚にしらすおろし、そして自家製のぬか漬けと、ごく普通の朝食だったが、みそ汁だけは一手間かける必要があった。
梅雨明けから1週間余りが過ぎた前橋は、連日の猛暑に見舞われていた。
私に対しては無類の強さを発揮する彼女も夏には弱く、熱いみそ汁では食欲が減退する。
そこで私は、夏場だけは「冷たいみそ汁」を作ることにした。
ボールに張った水で鍋ごと冷やした汁を椀に移し、氷を3つ浮かべる。
案の定、実力者は機嫌良く朝食を平らげ、会議へと出かけて行った。
・・・「冷たいみそ汁」は、「食欲増進」という名の下(もと)に行われている、わが家の平和維持活動である。

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