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社長コラム

2023/03/01 その他

「食べ物日記 vol.8」

今年最初の第3日曜日は115日。

私の時代、この日は『成人式』と相場が決まっていたが、最近はコラムの締切日に変わったようである。

それはさておき。

以前にも話したことがあるが、私は毎日「食べ物日記」を付けている。

字を書くことは意外と好きな質(たち)で、日記はかなり若い時分からつけていた記憶がある。

嬉しかったことや悲しかったこと、思いのままに、その時の心情を綴っていたはずだ。

しかし、大人になったある日、過去に付けた日記帳を読み返してハッとした。

(もし、これを人に読まれでもしたら、恥ずかしくて生きた心地がしない。)

このことである。

私は密かに日記帳の束をすべて燃やした。

それがトラウマとなり、日記には、しばらく縁が無かったが、ある年の暮れ。

私が好きな『鬼平犯科帳』の原作者が書いたエッセイを読んだ。

彼は、毎日食べた物を日記に付けているのだという。

(これだ!)と私は思った。

私は読みかけの本をそのままに、すぐさま書店へ向かい、彼が愛用していたものと同じ3年連記の日記帳を購入したのである。

それは、わが家の実力者がアイドルグループ『嵐』のグッズを購入するときの嬉々とした姿に似ていたかもしれない。

その名の通り、主に毎日食べたものを中心に、食べた場所、会食であれば一緒にいた人達の名前も記録し始めた。

その時の思いとかは一切書くことは無いが、私が読み返すと不思議とそのシーンが甦る。

しかし他人には献立表にしか見えないので、誰かに読まれても心配がないのである。

内心(すぐに飽きるだろう。)と自分を疑っていたが、38歳で始めてから21年が経過し、昨年の大晦日で7冊目が書き終わった。

新しい日記帳は、一番好きな色であるイエローのカバーを選んだ。

書くことが出来ない私の思いを知っている「食べ物日記」。

(これからも、よろしく頼む。)

心の中で、私は手を合わせた。

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